徒然なるままにⅠ
ちょくちょく更新しております。
セナでーす。
新聞会も三年目となりまして
のんべんだらりと過ごしております。
私は新聞会という活動における要素を取り上げて
独断と偏見によって綴っていきたいと思います。
記念すべき初回は「より良い組織へのアプローチ」について認めます。
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組織とはミクロの視点では生体細胞が挙げられ、
マクロの視点では国際組織などが該当すると思います。
この双方で共通する因子は意識するかしないかは別として
明確な理念を持って活動しているという事です。
という事は組織は共通の理念ないしは意識を共有することが
一番最初になければならないでしょう。
ここでようやく組織としての基礎ができるわけです。
次に問題となるのは何を「目的」とするのか。
民間企業ならまず利益を上げること、研究機関ならあたらしい技術の開発などがこれに当たります。
ここではまだ大まかな目的に過ぎません。
そして目的を設定すると次は「方法」を問われます。
部活動などでは方法はある程度確立されているのでさほど重要ではないように思えますが、私はここが最も重要だと思います。
この方法を作り出す問いうのはある意味で0から創りあげなければならないわけで、
勉強会やサークルを立ち上げたりできる人は非常に有能と言えます。
(再び新聞会を立ち上げた某OBさんをかなり尊敬している次第です)
方法が出来上がると試行が行われます。
そして改善点を見つけ出し、原因を究明するこでよりよい組織へと成長するでしょう。
ですが、問題はそう単純ではありません。
個々人の思惑や思想、在り方・・・様々な要素が絡み合ってきます。
もしこれが実社会なら「対価(給料)を貰っているのだからある程度は我慢すべき」といった気持ちも出てくるでしょう。
しかし我々は「より良い新聞を作る」という事を目的として集まっています。
その対価は居心地のよい部室かもしれませんし、人間関係かもしれません。
就職に有利であるという未来の対価もあれば、やりがいなどもあります。
「良い」にもそれぞれの考え方があります。
読みやすさや取っ付きやすさ、情報の質などですね。
全てが最良の状況が理想的ですが、優先順位が個々人によって違うために会議はやはり紛糾してしまいます。
つまるところ誰かの満足が誰かの不満足に直結していることが少なくないのです。
そして主張できる人とできない人、後ろ向きになったり、沈黙したりと個々人によって様々な反応があります。
そして上手く伝えられなかったり、誤解などもあります。
新聞会などのような組織では「より良い」を目指す前に満足と不満足についての相互理解が不可欠だと私は考えています。
個々人がそれぞれの満足と不満足を理解し合い、そしてぶつかり合うことによって具体的な目的や方法を議論するテーブルが整うのです。
これこそが「より良い組織へのアプローチ」への第一歩だと思います。
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最近良く想うんだけど、新聞会で過ごした時代を振り返ると、その短い期間で何かをしてやろうみたいな感覚が強かった気がする。
でもそれは自分の過ごしている時間感覚において成果が形として欲しかっただけでそれは何も組織のためにはならないんだよね。
自分が過ごした時間が全てではなくて、逆に新聞会という歴史の一部に触れただけなのだから5年後、10年後にこの歴史に触れる後輩達が活躍できるような資料や慣習を残していきたいものですな。
あ、おいら大学院に進むのでもう二年よろしくっす!
すんすーん(^ω^)